
1975年防衛大学校卒業、陸上自衛隊入隊。統合幕僚会議事務局3室防衛情報通信基盤管理運営室長、陸自研究本部第3研究課長(装備体系担当)、統幕3室(運用)、5室(防衛政策・計画)、第2師団副師団長兼旭川駐屯地司令の勤務を経て、通信学校長兼久里浜駐屯地司令を最後に退職、元陸将補。
米国海兵隊指揮幕僚大学留学のほか、米国スティムソンセンター、ハーバード大学アジアセンターにおいて国家安全保障及びサイバー安全保障の研究に従事
代表挨拶
情報化時代の到来、すなわち、インターネットとデジタル技術の急速な進化によって、世界に大きな変化が起こっています。 さらには、人類のあらゆる活動が、サイバー領域と宇宙領域のようなボーダレスの基盤に依存するようになったことで、サイバー能力が全ての争いを支配する新たな安全保障環境へと時代となっています。
これらのことは、工業化社会が造り上げてきた物理的な領域における秩序と規範、さらには価値観を大きく変化させています。 善意の仕組みであったインターネットを悪用して、政治的や経済的な優位や利益を得ようとするグループが、情報空間を利用する情報領域の戦いのみならず、人の認識に作用する認知領域の戦いが熾烈となってきています。
サイバー安全保障研究所では、これらの変革が求めている、価値観〜安全保障〜経済的利益を総合化する智慧と戦略を調査研究し、防衛や安全保障に関わるコンサルティングサービスや、講演・講義・セミナー・出版などの普及活動によって、国や社会へ貢献して参る所存です。
サイバー安全保障研究所代表 田中達浩
コンサルティング・サービス
サイバー安全保障の調査研究と普及
主要な投稿記事等
2010.11.9 JBpressWebサイト記事「中国が日本に仕掛けるサイバーテロ」
〜(雑誌等への投稿多数)
2018.2~ 月刊治安フォーラム「サイバー攻撃の変遷」8回連載
2019.11~20.1「鵬友」連載 2回
2021.9 防衛法研究45号 サイバー戦概論
2022.8 月刊Voice8月号 「兵器なき戦場」としてのサイバー空間
2022.11「不確実性時代の安全保障戦略論」電子版(2024.5.23 第五部完結)
2025.3 「国防の地政学」PHP出版 第6章 新しい地政学「サイバー」執筆担当
不確実性時代の安全保障戦略論 (電子出版 Kindle本 )
第一部 日本の戦略的位置 (宿命と時代変化) (2022.10.30)
第二部 激変する戦略環境を見極める視点 (2023.7.4)
・古典的戦争論が訓える普遍的真理ー孫子、クラウゼヴィッツ、リデルハート等
・現代戦の特徴「制限戦争」
・情報化時代がもたらした戦争の不連続進化ー情報RMA
第三部 備えるべき新たな戦い (2024.4.9)
・21世紀の新たな戦争の様相ーサイバー戦、情報戦、非対称・ハイブリッド戦
・備えるべきカオスの時代
第四部 グレーゾーン常態化と新たな抑止 (2024.5.2)
21世紀のカオス・不確実性の時代の拒否型・報復型でもない新たな抑止とは
第五部 生存的安全保障論 (2024.5.23)
生存と抑止のための戦略思考と激動を生き抜く戦略の実行体制